やあ、いらっしゃい
何年もずーっとTCGでシャドーボックスを作り続けてるひとです。
最初に参考にしようとしていた全力クオリティで作られたうまい作品を見てもわかんないですよね。
あれ、わからないように工夫してるから当然ななのです。
階層がはっきりしているこちらのポケカ「キャタピー」で、どのようにして立体カードが成り立っているのかをわかりやすく解説していきます!
まずシャドーボックスは簡単にいうと、イラストに描かれているものを、奥側から順に手前に向かって重ねていくと立体的に見えるというものです。
大きく分けて二つのスタイル『階層式』と『分割式』がありますが、どっちも基本的なしくみとして下から上に向かって重なってできていることに変わりはないので、わかりやすく平面に重なっているものとして階層式で説明していきます
二つのスタイルについて詳しく解説した記事があるので気になる方は下のURLからみてみてください!
バラバラにしてみるとこんな感じ!解剖図みたいでワクワクしません・・・?
左から右に向かって、下から上に向かってかさなっていきます
左から一層目、二層目と続きます。
まずは一層目
なんということでしょう。(劇的ビフォ〇アフターのBGM)
何一つ加工をしないで、素のままを生かす、これぞ長年の経験で紡がれた知識、匠のこだわりの一層目になりました
おめでとうございます。一層目、完成です
次行きましょう
二層目、
左の絵を見てみましょう。背景の次にくる一番下の階層がどこか探していきます。
右の草かな?キャタピーかな?とみていくと奥の森の部分とわかってきます
奥の森よりさらに奥はないな、じゃあここが二階層目だ!とわかるわけです。
三層目もその要領で考えていきましょう!
となると、左の葉っぱ!ですね
本当はその下に来るテキスト側の草なんですが、今回は5枚だけでつくるので省略します!
「ココ→」に書かれている部分を見ると、草むらの上にキャタピーの角と頭がかぶさっているのがわかります
こういった細かいところを読んでいくのが難しくも大変で、またシャドーボックスの醍醐味なんですね!
逆に絵を描く場合、下書きは下から、線画本番はレイヤーの上から描いていくこともあるでしょう。
それを逆算してみていくのがシャドーボックスなんですね
三階層とほぼ同じ、草むらの上にかぶさるように配置してようやくキャタピーくんの出番がやってきました。
おめでとう!!よくわからないけど、おめでとう!!
そして、4階層目は右の草むらでかぶせましょう
そして切っていくその前に!枠にはみ出た手前に浮いているはっぱもついでに枠にくっつけた状態で残しておきましょう!
そして5階層目はイラスト部分を全部切り取った「枠組み」と呼んでいる部分、これを最後にかぶせたら、完成!!
(切る工程とか厚みだしとか断面を慣らす工程の説明は省いているけど)あっという間に完成!
これがシャドーボックスです。簡単でしょ?
写真だとインパクトが薄い?なんか地味?そんなことない。
と簡単な仕組みの解説でしたがいかがだったでしょうか?
さらにシャドーボックスの世界に踏みだしたいと思ったあなたへ、細かいテクニックや必要な道具が分かる記事があるので覗いてみてください☘️
大体の仕組みはわかったところで、自分も立体にしてみたいカードを思い出してみよう
「あのカードが立体になったら!」「あのカードでやってみたい!」
まだだれもやっていないカードは山のようにあります。
プレイ用として使わないのにイラストとしてはこんなにも綺麗なのに注目されない、そんなカード、はたまたイラストを大いに注目させられるかはあなた次第です
ぜひ、あなたもシャドーボックスの世界へ
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