初めましての方は初めまして。望NoZomiです!
シャドボを作ってみたい、そんな方のきっかけにもなる記事になってたらいいな、という思もあり、今この記事を書いています。
形から入りたい!って人も多いんじゃないかと思います。
必須道具、実は全部百均で揃えちゃう、そんなスタートが切りやすい趣味でもあるんです
これからあなたを作り手に生まれ変わらせる必須武器を、最後は私が使っているものすべてを含めて、製作に必要な道具を優先順位をつけて紹介していきましょう!
第一章
『これがないと話にならない、まずは揃える必須アイテム!三種の神器』
その①紙を切るもの 『デザインナイフ』
アートナイフともいわれるこのナイフ、
カッターじゃダメなの?と思った方も多くいるんですが、ダメなんです・・
カッターは刃がガタガタと安定していないので、細かい線を精密に切るにはデザインナイフが最適。私の使っているものはTAMIYAのナイフですが、刃物といえば悩んだらとりあえずこれ買っとけ!ってのがOLFAさんのナイフ、たぶん聞いたことあると思います。あれです。
長くお付き合いしていくのであればいいものを買った方がいいですが、こちらも替え刃付きで百均で売っています
その②パーツ同士を接着させるためのもの 『木工用ボンド』
数ある接着剤の中でも安定した性質を持つこちらの木工用ボンド、速乾がおすすめ!
なぜこれなのかというと、シャドボは貼り合わせるときにパーツを置いて、うまくパーツの位置を調整していきます、そのときに瞬間的に接着してしまうと位置修正ができないのでそのために乾くまでにちょっと時間がほしいんですね。そこで遅すぎず早すぎずな接着剤が速乾木工用ボンドです。もし後から剥がしたいときも破損するまではいかずに剥がせてしまうのも利点です。
もう一点、シャドボはパーツを張り合わせるときに、隙間からよくボンドがはみ出ます。自分でも必ず起こります。そのはみ出したところを乾いたとしてもふき取れる、これがやり直しがききづらいシャドボにとって最適な理由になんですね。
ふき取る用のティッシュと盛る用の道具、竹ひごなどもあるといいですね
百均へGO
その③いわば戦場、キミのフィールド『カッターマット』
カッターマットはナイフを当てた時に下に敷くものがないと机を傷つけてしまうのでそのために敷いておくものです。
これもOLFA製のマットがおすすめですが百均でも十分です!色んな色があるので自分が好きな色のマットを選ぼう!
昔はマットがなかったので代わりに新聞紙をしいてやってました(笑)
以上が必須の三神器でした!
第二章
『ほぼ必須、最低限揃えておきたい道具』
その①”断面処理”に使う 『水性ペン(筆ペンがベスト)』
シャドボ製作にはこの水性のペンがほぼ必須になってくるでしょう。私が愛用しているのは『ガンダムマーカー リアルタッチマーカーグレー3』という商品で先が太いのと細いので分かれていて使い分けが便利ですが、百均でも大丈夫!
これは切ったカードの断面を黒く塗りつぶすために使います。カードの切った断面というのは白く汚い面が目立つのでそれを塗りつぶすためのもので、塗るのと塗らないのとでは見栄えに一番大きく差がでてきます。
筆ペンがおすすめなのは、狭い隙間にもしっかり筆先が入り込めるから。
そして注意点は必ず水性であること!水性ペンの利点は表面にインクがついてもすぐ拭けばふき取れること。油性はインクがカードの表面につくとふき取れないので気を付けましょう。
といっても油性も必要に応じてほしい時がきますが、よっぽどの細かいこだわりがない限りは買わなくても大丈夫です。
その②”断面処理”に使う 『モデラー』
またの名を「スパチュラ」と呼ばれている先の曲がった道具、あんまりなじみのない響きですよね。これは主に粘土造形等に使われる道具で、これを何に使うんだって話。カードを切った断面というのはどうしても表面がめくれ上がってしまって汚く見えてしまうので、そのめくれ上がった表面を潰す、または慣らしてあげるための道具で、これもするのとしないのでは見栄えに大きく左右されます。
またパーツを曲げたり形を作るためにもしょっちゅう使います。
百均に売っているかは怪しいものの一つ。画材屋さんや通販サイトで「鉄筆」や「モデラー」と検索」するとでてきますが、要は断面のめくれを慣らせればいいのでスプーンとかでも代用できます!
その③立体感を出すための詰め物 『スポンジ付き両面テープ&切る用のはさみ』
このバームクーヘンみたいなもの、他の方のシャドボ道具紹介にあんまり見かけない項目ですが、私はこれをほぼ必須道具として激推しさせていただきたい!
百均で買えてたくさん使えるコスパの良さと便利さがすごい。
うまく立体感が出せないと悩む多くの方はパーツ間に何も詰め物をせずにそのまま重ねてしまっていることがあります。それだと十分な厚みが出せません。ですがこれさえあればその悩み、大体解決しちゃいます。
好きなサイズに切り取って厚みを出したいパーツの間に貼ってシートをはがして終わり!
剥がしたいと思えば剥がせちゃうし、粘着力も申し分なし。断面が黒いので詰め物として目立たない点と、スポンジの利点として衝撃に強いということ、作品を発送するにも地面に落としちゃっても破損の心配がなくて安心です。
まさに万能!シャドボ界の革命児。
第三章
『あると便利、長く続けるならほぼ買うことにはなるもの』
その①”裏堀り”丸み付けに使う 『エンボッシング スタイラス(Embossing STYLUS)マット付』
銀色の、先の丸い特殊な道具で、球を四つの大きさに変えられる。
これがシャドボやってるひとならまず買ってしまう、多くのベテランさんが愛用している色んな意味で神アイテムなんだ…
パーツにぷっくり丸みをつけたりする道具で、指の腹に押し付けるのもよし、付属品の白いはんぺんみたいなマットにぐりぐり押してもよし。丸みをつけたい、リアルな形を作りたい人にはまず損はない一生使える超神アイテムになります。断面処理にも使えます。
デザインもかっこよすぎる、のに付属でマットもついてくる。
マットは印鑑マットでも代用ができます。下に商品ページを載せておくので是非買ってみてね。超カッコいいから
その②表面を”筋堀り”する 『鉄筆』
先の細い、でも針ほど細くはない、インクの出ないボールペンとおんなじ形の道具。
これもあんまり馴染みのない響きですが、これはパーツを分けるまでもないような部分にカードの表面に線や筋をいれるためのものになります。これも長くずっと使っていきます。
その③位置調整ができるタイプの 『スタンドライト』
手元が暗いと切る線が見えなくてかなり困るので、これもほぼ必須になります。
しょっちゅうライトの位置を変えるので自由に位置を変えられるものがベストです。
その④小さいパーツを持つ 『ピンセット』
手で持てないくらい小さなパーツを持つためのピンセット。先の平べったい切手用のピンセットがおすすめです。長くやってるとピンセットですら持てないレベルの小さいパーツもでてくるんですよね(笑)
その⑤直線を切るのに便利な 『定規』
フリーハンドでも大丈夫ですが、綺麗に直線切りをしたい人には重宝するもの。結構コツがいるからフリーハンドの方がいい!っていう人もいますが私は定規派です。
第四章
『さらに極みの領域へ。さらにシャドボが面白くなるプロご用達の道具』
その①さらに細いパーツ切りに使う 『極細ナイフ』
右端にあるあれです。これはよくホイル系の光り物カードを切るときにしょっちゅう使うナイフで、通常のデザインナイフではできない細かい切り残しを削ぎ落したりするものです。
その②うっすらと表面に光沢をつけたいときに便利な 『透明マニキュア(ネイルハードナー)』
UVレジンとの使い分けで、これは表面に薄く光沢を付け加えたい時に使います。乾くのが早いものがいいでしょう。これも百均で買えますが、男子諸君は買うだけでもハードルが・・・!だがそこをふみこえるのだ。モノづくりのためなのだ。買う瞬間だけ乙女になりましょう。
その③用途が多彩。表現の幅がグンと広がる 『UVレジン&UVライト』
ぷっくりとした水、炎、風といったエフェクト再現、遊戯王のレベルや属性アイコンの丸み表現、固めたらもう取れない強力な接着に、用途が多彩すぎるすごい液体になります。
百均にも売ってはいますが、かなり少量で、ちゃんとしたいいものは結構お高い。レジンとライトのセットで6000円くらいで手芸屋さんに売っています。
レジンは時間が経ったり劣化すると黄色か青く変色してしまうので、買うなら買うで最初からお高いレジンを使うのを私はおすすめします。後々後悔しないように・・・
私は遊戯王でつくる時は必ずレジン使うので大助かりしてますね
実は、レジンほど透明度は出ないですが、身近なもので代用できちゃったりします。
何かというとそう、木工用ボンドです。
ボンドは時間が経つと半透明になる性質があるのでそれをうまく利用して水の表現に使っていました!レジンがなかった頃はずっとボンド使ってました(笑)
そしてそのレジンを盛りやすくする道具が銀色の先が丸く曲がったものになります。
その④カードを飾る 『L字スタンド』
目の前にカードを立ててイラストと設計中のパーツが、どこにどういう角度がついているのか、どういう上下関係なのかなどを確認しながら作業するためにあると便利なのもの
完成品を撮影したりするときにも使います。
その⑤ たまに使う 『薄い両面テープ』
たまに使う薄い両面テープとそれ用のナイフだ!
以上だ!
その⑥完成品に付着したホコリを掃う 『筆』
ボンドやカードを切った時にでるチリやごみを掃除するための仕上げ中の仕上げに使うもの。ちょっとしたチリも撮影時に目立つので、徹底しています。
その⑦ここでつかうのか・・? 『油性ペン』
油性ペンもちゃんと使う場面があるんです。
ホイル系の光物を切る際に見える断面(ほぼ表面)のチラつく光りを消すために使います。表面側に塗るため、これが水性だと簡単にインクがとれちゃうのでチラつきの処理には逆に拭き取れない油性がここで生きてくるんだ。
もちろんふき取りができないから塗る際は慎重に・・・
その⑧要所要所で使い分ける 『多色ペン』
こちらは愛用のガンダムマーカー。
細くしみやすい髪の毛や動物の毛並みといった部分の断面に黒ではなくそのイラストの色に合った色を要所要所で使い分けたりします。ほとんど黒と変わらないですが光を当てた時に黒とは違う差がわかります。
黒ではなく茶色をメインに使う人もいれば、パーツの色ごとに合わせて絵具で使い分ける人もいますね。
そして、もう二つはタミヤペイントマーカーの金と銀、いい金属感の色が出るペンで、金はほとんど使うことはないですが銀は刀や剣のパーツの断面にたまに塗ることがあります。
その⑨ 『乾燥ベース』
これは湾曲したカードの湿気を取るための専用ベース。中に湿気取りを置いてその上にカードを半日から一日くらい置いておくとぐわんぐわんに曲がっていた反りが治っちゃうというもの。光り物はこれが厄介なんですよね。人に渡すものには特に必ず湿気を抜いた万全の状態で発送しています。
以上が道具の紹介でした!いかがでしたか?
極めていくとこれだけあるんですね
といっても、いざこれから始めるスタートラインならそんなに高いものはないでしょ?
まずは形から入っちゃうのも手、どうせやるなら道具を一気に買い揃えちゃった後には引けない感もまたいいもんだ。
とりあえず道具揃えて、はじめてみよう?
大丈夫、私が初めて作ったときはテープのりとハサミと新聞紙しかなかったから
この記事が参考になって始めるキッカケになってくれたらうれしいです!
それでは
0コメント